世代毎に色々な名前が付けられて来た。
団塊の世代 1947年~1949
新人類 1960年代
バブル世代 1965年~1969年
就職氷河期世代 1971年~1982年
団塊ジュニア世代 1971年~1974年
ゆとり世代 1987年~2004年
ミレニアル世代 1980年代~1990年代半ば
Z世代 1990年代後半~2012年
僕が生まれた1950年代には名前が無い。
紙同士を貼り合わせるために、
糊を塗る部分に見立て、
糊しろ世代と呼ぶ事にした。
団塊の世代は、
金の卵と呼ばれ、
中学を卒業したら、
集団で関西や関東に向う、
集団就職の時代だった。
親兄弟のために就職し、
仕送りをするのは、
当然と云う風潮が有った。
無知で騒がしく、
無意味に熱い世代に思えた。
気が付くと、
教養は、そこそこ有るが、
使い物にならない、
新人類世代が現れた。
この頃から、
学歴や知能が、
人の評価基準となった。
大学院まで出ているのに、
使えない人が増えた。
自分が、
使える人間で有る事を、
証明するため、
資格試験などに金や時間を、
費やす人が増えた。
糊しろ世代の僕は、
冷めた目で、
両世代を見て来た。
両世代を批判しながら、
両世代の良いとこ取りで、
生きて来た。
1990年~2020年代の、
失われた30年を生きる人達に、
何かのヒントになればと、
糊しろ世代の生き様を書いている。
戦時中の話を聞かされ続けた、
僕達と同じ思いをさせない様に、
気を付けながら...。
古代エジプト人曰く、
「まったく近頃の若い者は」...。