世の中の神様は、
お金が好きなので、あまり信用していない。
友人が牧師を務める協会の、
クリスマス礼拝に行った事が有る。
始まってすぐ、
黒い布袋を持った人達が献金を集め始めた。
まだ、お金を払う程の話も聞いていないので、
お金を入れるフリだけした。
神社に行っても、
賽銭は多くて50円玉しか入れない。
その代わり願い事も「家内安全、商売繁盛、
無病息災」の3個だけと控えめにしている。
目に見えない力に助けられた時、
神様に感謝したくなるが、
どの神様に感謝すれば良いか分からない。
僕の中の神様らしき爺さんに感謝する事にし、
薄汚い仙人の様な格好をした爺さんを、
「あの爺さん」と呼ぶ事にした。
あの爺さんは、とにかく根性腐れだ。
最善だと思って手を出すと罠だったり、
一番やりたくない事が最善の方法だったり、
無理だと諦めた頃に答えをくれたりする。
ただ「ありがとう」以上の見返りを求めない。
僕が分かるまで、厳しく教えてくれる。
あの爺さん以外の呼び方をすると、
出て行ってしまいそうなので、
未だに「あの爺さん」と呼んでいる。