僕は絵を描く事が、
あまり好きではない。
なのに、
町役場に張り出される絵には、
毎年、金紙が貼られていた。
ある年、
木造の建物を書いていて、
茶色の絵の具が終わってしまった。
止むを得ず、
右半分を焦茶で塗った。
陰影を巧みに、
表現していると評された。
ある年は、
ガリ勉の級友を皮肉を込めて、
青色で描いた。
人の内面を、
深く表現していると評された。
この頃から、
世の中を舐めてかかり、
先生を含む知識人を、
小馬鹿にして生きている。
医者の言う事は信じていないし、
評論家を名乗る人達の話は、
はなから聞いていない。
岡林信康さんの
「信じたいために疑い続ける」
は、僕の魂の叫びだ。
岡林信康さん 7月22日 蟹座 水